ユーティリティーとは、ゲームのなどのシステムにおける、まぁ要はユーザー個々のオリジナリティ的な部分でもあるのですが、今日の話はまさにそれで、そのユーティリティがいかにゲームを象作っているか、またどのようにゲームは成り立っているのか、はたまたこれからのゲームは如何にあるべきか、ということについて書いていきたいと思います〜。珍しくITの分野ですねー。
ユーティリティについては解説した一通り通りですがまずゲームがどうあるべきか、という点に於いてです。電子的ゲームを構成しているのは主に二つがあって、ひとつはシステム、あるいは情報の部分です。ゲームの世界がリアルなものであるにしろ何にしろ、その世界に関する情報は重要ですからゲームとしてはこれがないと成り立ちません。ただ、もっとゲームにとって重要で、これがないと、というのがもう一つのユーティリティの部分、です。特に電子的なゲームのそれにおいてユーティリティとは何であるか、というのは先に解説した通り、なのですがまさしくゲームのオリジナリティそのもの、です。だいたい、ゲームというものは構造がこの世界では決まっているものなのですから、どれだけ見た目を変えようとどれだけ様式・方式を変えようとだいたいゲームの題材というものは変わりません。もちろん、それが既に実現している部分から持ってくるからそうなのですが、それ以上にプレイヤーが現状の確認、あるいはゲームに普遍性を求めるから、という理由もあるのです。つまりどれだけゲームの題材が変わろうとプレイヤーが求めるのはこの世界の普遍性とそう相違ないわけなのですから、そもそもゲームの場面のバリエーション、といっても限界があります。そこで、ではないですが登場するのがユーティリティにオリジナリティを持たせるという考え方で、そもそもゲームの設定であるユーティリティはまともなゲームであればプレイヤー個々によって違います。もしゲームの題材や場面がそう他のと大差ないのであれば、個々の設定でゲームを変えてしまえばいい、もちろんゲームの情報の部分は変える必要はないですしできませんが、それ以上にゲームの設定というユーティリティの部分をいじれるようにすることによって、ゲームそのものは変えなくてもいくらでもそのゲームのプレイの手段を拡張することができるのです。ユーザー個々によってそれぞれ設定が違うということはまったくリアルな情報のゲームにそれなりの多様性のあるユーティリティをセッティングことによって、見た目はまったく同じゲームながら個々によっていくらでも多様性を生み出すゲームにすることができるのです。大枠は変えずにシステムチューニングだけいじるという考え方ですが、この考え方なら他の同じ業界の違った作業にも応用できますし、当然違う分野にもシステム的な面では応用が利きます。ちょうど、ゲームのシステムは変えずにチューニングだけいじる、という考え方ですが、非常に簡単なことなのですがこれにやるだけでいくらでもゲームの有りようは変えられる、ということなのです。
最後になりますが、これからのゲームはどうなっていくと思いますか?もちろん、何でも高度化するのは結構なのですが、それ以上にこの世界という普遍的なテーマは変わることはないし、変える必要もないと思います。現状では電子的なゲームというのは現状のこの世界に付随する単なるシステムのひとつなのであって、現段階では決して独立した世界、ではありません。ただ、ゲームの変化の有り方によってはいくらでも簡単に仮想空間を造ることも可能なので、そういう意味では仮想現実と現段階のゲームの技術はちょっと違ったものかもしれません。しかしながら、ゲームの情報という世界そのものの部分については現状のゲームからでもいくらでも改造可能なものなので、ゲームの業界に関わる人には是非情報世界の構築という部分についてはやる気を出して、意欲的にやっていただきたいと思います。それから、ゲームのチューニングであるユーティリティの部分について、ですがゲームを作る上でむしろ自由に改造可能なのはこの部分だけでもあるので、そういう意味でもユーザーのプレイアビリティを段々と拡張していってほしいな、というようにも思います。
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