2015年07月09日

勝利の倫理と撤退のセオリー

勝利の倫理と書きましたが今回は戦術的セオリー、特に戦いにおける撤退のセオリーについて書きます。といってもどちらかというと撤退の方法論に関するセオリーというよりは撤退することそのものに関するどちらかというと精神論や撤退そのものの方法論について、ですのでゲームやその戦いに興味のある人は是非読んでおいてください。スポーツ、ゲームに関わらずすべてのゲームに関わる人に役立つ内容となっております。なお結論としてはもう最初の数行で出ていますのであとは書きたいことを書くことにします(笑)。結論を軽くまとめておくと、ゲームというか戦いは陸でも海でもそうですがとにかく引き際、撤退が重要だ、ということです。スポーツや現代のゲームではよく分かることですが、ゲームというのはほとんどすべてが一区切り(というか、一区切りのあるものをゲームと呼んでいます)があるのです。ゲームの括りというか範囲のないものはゲームとは呼べませんから、あくまでゲームの一区切りのあるものをゲームと一般的には呼んでいる、のです。人生でもなんでもそうですが、ゲームというものはいつか終わるもの。人生の場合はそれが何度も繰り返されますが(言っておきますがこれは輪廻転生のことではありません。ひとつの人生で何回も同じゲームを繰り返すのです)基本的には、それぞれに一区切りがあってその都度終わるからこそ、由々しくもあるし美しくもある、のです。そのゲームの終わりを繰り返すのが人生でもあるのですが、空(くう)の論理ではありませんがゲームというものは終わるからこそ意味があるのです。終わり、というか区切りのないゲームは最初から意味がありません。あくまで、終わりを設定してその都度ゲームを入れ替え直すからこそゲームには意味が出てくる、のです。その際、重要になる概念が引き際、撤退の技術になります。

長い間ゲームをやっていると分かることですが、(普通のゲームに関わらず、どんな人でもゲームはやっていますよ。社会のシステムなんかもゲームです)ゲームにおける勝利の倫理とは、撤退、引き際の技術のことです。勝利の倫理と書くとちょっとややこやしいかもしれませんが、要は勝つ方法でもあり戦いにおける倫理のようなものです。つまり、ゲームが終わったら、撤退する。勝っても負けても、兵を引くのが戦いの定め、というわけなのです。古来、戦いにおいて適宜なタイミングで兵を引かないことほど、大局を損じる方法はありません。兵は引き際、撤退のタイミングがすべて。そのタイミング如何で、大局すらすべてが決まってしまうのです。よくゲーム初心者ほど、勝とうとするというか勝つことにこだわりがちですが、ゲームで重要なのは勝つことではありません。すべては兵というかゲームの引き際、撤退することに意味があるのです。勝っても負けても、ゲームというものは必ずいつか撤退、引かなければなりません。ゲームはどんな場合であれいずれは終わるものなので、その引き際が肝心、というわけなのです。ちなみに、戦いの場合は特にそうですが、撤退のタイミングを見損なうとすべてが台無し、大局を失ってしまいます。もともと戦いに投じられる人的資源には限りがあるので、戦いにおいてはその損耗を最小限に食い止めるのがセオリーになるのです。戦いにおいて重要なことは、勝つことではなく最終的に消耗を最小限にして戦いを終える、ことにあるのです。物事なんでも引き際が肝心、とはよくいいますが、まさしくゲームというかゲーム理論においては、そのセオリーがぴったり当てはまる、のです。物事の引き際、撤退のタイミング、これほど重要なことはありません。古来からいう、兵法における要というのはすべて引き際、撤退のタイミングにあったのです。

初心者は勝つことにこだわりがちだ、ということを書きましたが勝ちたがるのは、ものすごく平坦な言い方をしてしまうと弱いから、です。弱いものほど、目の前の戦いに勝ちたがります。確かに、ゲームをうまくこなすことは重要なのですが、それ以上にもっと重要なことは常に他のことにあります。なので、ゲームのセオリーとしては目の前のこと以上に常にゲームの外側に目を向けることが重要なのですが、弱いものほどそれがよく見えない。弱きものほど目先のことにこだわってしまうので、チャンスも逃すし大局も失う、のです。ちなみによく物事を入れ替えて現状の打開を図る人がいますが、あれは全く逆でむしろゲームを入れ替えることで現状を変えようとしているのです。弱きものは目の前のゲーム(というよりはむしろその見方よりもゲームとして認識していないことが多い)にこだわるので先が見渡せません。一方、ゲームを入れ替えて展開を図ったり先のことを見渡そうとする人には道が開けています。とにかく、高い視点で物事を広く見渡すことが重要、ということになるのですが、ゲームひとつにこだわっていてはいけません。確かに、ひとつのゲームをうまくこなすことは重要なのですが、それ以上に広い視野を見渡すことが、人間にとっては重要になってくる、のです。物事はなんでも視野の広さ。ゲームにおいてはなおさらそうですが、細かいことにこだわっていてはいけない、のです。その意味でも、引き際、撤退のタイミングが重要になってきます。ゲーム的にもそうですが、撤退のタイミングを見誤ると大局を失ってしまいます。物事はなんでも引き際が肝心。そのことを肝に銘じておけば、戦いにおいて大局を見失うことはないでしょう。撤退こそ、戦術・戦略のすべて。そのことを忘れなければ、いろんな意味で、あらゆる意味でもう思いっきり負けることはないでしょう。戦いにおいて、大きく損じること。このこと以上に、大きな損害はありません。とにかく、負けない。そのためには、引き際、撤退のタイミングを見極める。これが重要になってきます。
posted by skywalker at 05:32| 愛知 ☔| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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