2015年06月27日

貴金属と市場拡大

えーっと、今回の要旨は……そうそう、貴金属と市場拡大、でした。えと、要旨としますと、どうやったら市場が成長して安定推移するか、ということです。市場原理でいうそれとはちと違うかもしれませんが、貴金属と市場の拡大の原理のようなものについて、ちょっと見ていきましょうね。

簡単にいうと、市場の基本的な成長(特に金本位制の近世貿易などの場合で)には大まかにいって3つのプロセスがあります。まず、第一としては市場に貴金属が投下されること。これはその都市に十分な量の貴金属のストックが供給されることを意味していますが、特に第一義的な貿易で利益を出した場合に、というか交易の中心地になることで周辺から貴金属が集まってくる、ということです。おおまかですが、市場に貴金属が集まってきて投下されること、これが第一義的なものです。ついで、第二段階としては貴金属の投下によって購買力が増しますので、奢侈品や輸入品の相場が上がります。市場に十分な量の貨幣が供給されるから、ですね。貴金属の投下によって市場の購買力が増す、これが第二義的なものです。そいで、第三段階ですが、市場の購買力が増した段階でモノを買って売る、または売って買うプロセスにおいてどんどんモノが売れてまたその利益でモノを買う現象が起こるので、市場の好循環になります。これが第三義的なもので貴金属の投下によって購買力が増した段階で市場に売買の好循環が生まれる、好循環が生まれると市場のモノの回転が速くなりますので、当然市場は拡大……というわけです。
市場が成長するプロセスにはいくつかありますが、これは特に貴金属を投下した場合のもの、ですね。ことわっておきますが基本的に貴金属の投下が市場の成長を助ける、というよりも、市場の好循環を引き起こす、といったほうが分かりやすい、でしょうか。単純な貴金属の投下(いわゆる暴落)は市場のトリガーにはなりますがすべてがすべて相場がよくなる、とは限りません。例えば不景気の時に投下したから、といってすぐに購買力が回復するわけではありませんし、相場の改善→購買力の循環といったプロセスを踏まなければならないので必ずしも貴金属の投下がいい効果ばかりとは限らない、というわけです。しかしながら、市場に対していいトリガーになるのは必須で、相場の改善を招くには、有効な手段のひとつであることには変わりません。相場の上昇してから市場に好循環が生まれる、これが第三義的なものです。繰り返しますが貴金属の投下そのものが市場を成長させるのではありません。あくまで、成長の引き金となって助けるだけ、です。貴金属の投下はあくまで手段なので、(市場に貴金属を十分に供給すること、または銀行・都市側がある程度の貴金属のストックを持っていることが成長につながるのですがね)貴金属を持っていること自体が必ずしも好景気、というわけではありません。まぁ、お金持ちには変わりありませんがね。とにかく、重要なのはモノの循環を起こすことで、そのためには貴金属の市場への投下が引き金になり得る、というわけなのです。また、余談ですが貿易と貴金属の売買を両方やっていると、かなり儲かります。システム的な、というか仕組み的なものはいたって簡単で、貿易で儲からない時は貴金属で、貴金属で儲からない時は貿易で儲かるように、できているのです。まぁ、貴金属の相場が貿易の流れとは正反対に動くのがそもそもの原理なのですが、貿易と貴金属の売買両方をやっていれば儲かる、のは間違いありません。ちなみに、商人が貴金属のストックを持つのはやはり本拠地というか交易中心地が好ましい、でしょうね。貿易でモノを運び込むし、貴金属の投下も起こすので両方でも儲かるわけです。また両方で好循環が起こるので、ある意味錬金術ですね。まぁ貿易をする必要があるのですが別にオーナーでもいいわけです。貿易もやって貴金属の売買もしているとなるとアムステルダムのユダヤ人商人か東インド会社の人間を連想してしまいますが、まぁそれはそれで影響力のある人たち、だったんでしょうね。このように、モノのシステムには裏というものがあって、ちゃんとしたモノの仕組みを知れば、何にも難しくない、わけです。システムを知るのはただ事ではいきませんが、ちゃんとリサーチを欠かさなければいずれは仕組みを知ることができるのです。仕組みの解明は私たちの生活に新たな水準をもたらします。すべてのモノが好循環する世界……こういうのを、目指していきたいですね。さて、今日はここで終わります。お読みいただきありがとうございました。また感想・ご質問等ある場合はお気軽にお寄せください。それでは、また。
posted by skywalker at 10:17| 愛知 🌁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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