2015年06月24日

交易理論概論U

ということで、交易理論概論Uです。Uとしたのは、先に交易場理論というのがありましたがその関連に当たるから、です。まぁ、適当に軽く順番を付けただけ、で大して意味はありません。というわけで、今日の概論としての大まかなところは……、そうですねぇ、ざっくりいうと交易の重要な流れ、というか重要なポイントというのはトレードノード(交易拠点港)間のモノの流れのことである、ということです。どこに誰が何を運んだ、という比較的排他的な交易の事情による例外的理由、ということではなく単純に、トレードノード間の流れとして拠点港間をどのようにモノが流れているのか、というのが重要なポイントになります。 http://www.eu4wiki.com/Trade_nodes を見ていただけると分かると思いますが(EuropaUniversalisWというゲームのトレードノードの概念です)交易・貿易の拠点港間のモノの流れ、というのはその時代にもよりますがだいたいメインの流れというのは決まってどちらかに流れているものです。つまり、交易でのモノの流れ、というのはより力のある方へと流れていくので、特に近世貿易などの場合だと貿易の流れは一定方向です。対して、貿易のある一定の流れの輸入元から対価として支払われる交易品は、そのトレードノード間の流れに含まれます。つまり、一定方向にトレードノードの貿易が流れていたとしても、その反対には常に対価としての交易品の支払いがある、ということなのです。なので、交易品の対価としての輸入元からの輸出交易品は、トレードノード間の流れに含まれる、ということなのです。もちろん、一定方向にモノが流れていたらその対価として、ですから表向きの流れとしては見えなくても実質は対価としてのモノの流れは常にある、ということなのです。話を元に戻します。この論というか稿の主旨は、交易での重要なファクターはトレードノード間(交易拠点港間)のモノの流れである、ということです。モノにはもちろん、交易品からお金(貨幣)、決済手形までなんでも含まれます。とにかく、交易において財と呼ぶものは、すべてトレードノードを流れていき例えば先のリンク先のゲームのような地方間の流れに概ね準拠するよ、ということなのです。分かりやすくいうと、トレードノード間の流れが全てであり、概ね(特にゲーム内の)交易というものはトレードノード間の流れ、言い換えるとその時代の主な貿易や交易品の流れのルートに乗って行うと、上手く行きやすいし儲けも出やすい、というわけなのです。論旨としては以上なのですが、ここで例外について見ていきましょう。例えば、この論に従わない形、となるのですがトレードノード間の流れを逆流あるいは逆らって行った場合、どうなるかといいますと例えば儲けが出なかったり思うように交易が進まなかったりします。というか、それ以上に主なモノの流れに逆らっているので、上手く相場が合いません。そのような場合で儲けが出るのは、大抵行きか帰りのその時代のトレードノード間の流れに準拠したルートで出た儲けが、帰りの逆流で出る儲けを軽く超えている場合です。そのようなケースは、大抵相場が通常時と逆になっているためで、ちょうど相場の影、午後三時ということもできる、のです。基本的に、どんなゲームでもちゃんと相場がプログラムされていれば、基本的にはその時代のトレードノードの流れというか交易の流れに準拠しているはずですので(それに準拠していないゲームは到底ゲームと呼ぶことはできません。リアルあってのゲームなので)トレードノード間の流れに従っているルートが、儲けが出るルートと呼ぶことが出来ますし反対の帰りのルートというのは、ちょっと儲けが出にくい副次的なルート、と呼ぶこともできる、のです。大抵、決まって行きのノードに準拠したルートでは、自由度は低くても儲かる商品が決まっているので、儲けは出やすいともいえるし、反対に帰りのルート(行か帰りかはその地方による)では自由度は高い分その分儲けが出にくいかもしれない、という現象も起こるのです。トレードノードの流れに準拠していれば、そもそも儲けが出やすいのですがその反対の帰りのルートでも儲けは出ますが(というか出にくいけれども)それがメインのルートに対して副次的なので総じて儲けが出やすい、という仕組みになっている、のです。なので、分かりやすくいうとトレードノード間の流れに従っているルートが基本的には儲かりやすいルートで、それを逆流するルート、従わないルートで貿易しても、あまり利益は出にくい、ということなのです。まぁ、簡単にいってしまえばその時代のメインの流れに逆らうから儲かりにくい、のであり逆にその時代のモノの流れに従っていれば多少航路が短くても積載量が少なくても儲かります。しかも、ここで重要なのはトレードノード間の流れに関して言えば船の大きさは関係ない、ということ。確かに、トレードノード総量での貿易量は大きめの船の一隻あたりの輸送量に依存しますが、トレードノードに際していえば一個あたりの輸送量が少なければ相場への緩衝からそれだけ需要に応じて小型船でも輸送船量(隻数)が増えますから(それに応じて大きなサイズの船も増える、ともいえる)、結局は、総じて一緒、なのです。従って、個々の多寡はあってもトレードノード全体での流れの量には大して影響がない、ということ。どんな大きさの船でやろうとも、変わるのはそのトレードノードにおいての効率だけで、大して何も変わらない、のです。しかも、さっき書いたとおり船のサイズが小さくても、それに合わせて交易の需要は増えるので隻数も増えればサイズもだんだんと大きくなっているのです。なので、船のサイズが小さくても、何ら問題ない、というわけなのです。一国の視点から見れば、たしかに大きなサイズの船も上手く使ったほうが総じて儲けは大きいのですが、そもそも大きな船はそれだけ愚鈍ですし建造費・整備費もかかります。なので、船の適材適所といいますかモノというのは何でも適した役割というのがあって、必ずしも船の大きさが大きければいい、積載量は多いほうがいい、というのは完全に誤り、なのです。トレードノードでの交易の効率というのは「ある時点」で限定して観た場合のみの効率で、結局大局的な視野に立てばなんら変わりありません。そうじて、どの国によって、であっても交易・貿易は常に健全に行われるものですから、基本的に一商人としてはトレードノード間の流れに従って交易を行っていれば、なんら問題ない、というわけです。よく効率、輸送量という言葉が聞かれますが、あれは交易ルートの距離に応じた話でなければ完全に間違いで、例えば近場で、というか同じ地方であれば最低限運べて移動速度・小回りも速い、というほうがだんぜん効率がいい、のです。(例えば、スループやスクーナーなど縦帆の船。)大きな、シップ型の船が効率がいい、というのはあれは断然航行距離が長いためで、それに合わせて積載量が多ければ効率がいい、というだけの話、なのです。例えばオランダのイーストインディアマンなんかはそうですね。あれは、最悪に遅い船、と揶揄されましたがその話の元もはっきりしているもので単純に航行距離・輸送距離が長い、ためです。遅くても効率が良くなるのは圧倒的な長距離を航行した場合のみ、で遅い=積載量が多いというのもぴったり一致している、のです。従って、ある限られた範囲であれば当然小型か中型の船のほうが効率が良くなるわけで、それ以上に効率を上げよ、という話になるとやはり隻数を増やすか小型でも輸送量の比較的多い船を作ればよい、という話になるわけですね。例えばその例だと、時代をちょっと遡りますがオランダのフリュート(フライト)、というわけになるのです。あれも速度よりも積載量を重視したので有名ですが、大型船のそれほどではないので、限られた範囲であるけども比較的感覚的長距離、という場合には有用というわけです。例えば15〜16世紀のバルト海交易などが、それにあたりますね。アムステルダムと、ダンツィヒを往復する航路となると輸送量を重視する、という考え方も分からなくもないですから、(しかもそれ以上にフリュートの時代にはスループやスクーナーが無かった、ということもあります)その場合では、限定的積載量重視の輸送船、という考え方もあてはまるわけです。まぁ、船とは適材適所、というわけですね。というわけで、この稿は終わりにしますが、いかがだったでしょうか?また、気になること、感想ご質問等あれば受け付けております。なんでも気になること思ったこと等で結構ですので、気軽にお寄せください。また、こう思った、というのでも結構です。それでは、お待ちしております。ではでは、また後ほど。
posted by skywalker at 08:58| 愛知 ☀| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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