アダム・スミスの「国富論」をおすすめします。
(特に英語がおすすめ)道徳感情論を併せて読むと、
より理解が深まります。副読本といってもいいほど。
(両方英語だと、なおさらよし)
amazonの電子書籍(kindle)なら両方とも3〜500円程度ですし、
この手の内容の本としてはほぼタダ同然です。
しかも、書いてある内容がどれも近世貿易の解釈としては一級品です。
(もちろん日本語の訳書は正確に訳していないかもしれない。
本物の情報に触れたいのなら、英語のものをおすすめします。)
あと、近代というか割と最近の分析本を読みたいのなら、
イマヌエル・ウォーラーステイン(Immanuel Wallerstein)をおすすめします。
アダム・スミスの国富論(Wealth of Nations)と扱っている年代がほぼ一緒
(まぁ、近世貿易・経済の分析ですから当然なのですが)
で、後国富論といってもいいほど近世貿易・経済(植民地含め)
詳しく書いてあります。日本語の訳があるかどうかは、分かりません。
ただ、やはり信用性の問題から読むのは原書をおすすめします。
日本語のは訳が怪しいのが多いので。
電子書籍だと、2000〜2500円前後で買えます。
Modern WorldSystemは4編で1シリーズで
全部揃えると1万近くするシロモノですがこれでもまだ安いというかお手軽な
くらいです。もっとしても買っておくべきシリーズ。紙の本だと倍ぐらいの値段します。
World-Systems Analysis,Historical Capitalismは副読本としておすすめです。(同じ著者)
日本語の日本人の書いた本なら、ウォーラーステインを読む前というか参考までに
「近代ヨーロッパの誕生 オランダからイギリスへ」/玉木俊明著 もおすすめします。
ウォーラーステインの名前もちらほら出てきますし内容の引用もあります。
近代貿易・経済興味あって読むなら手引き程度にこちらの本がいいかも。
それでも、かなり本格的です。何回も読み返すと、近世ヨーロッパの本質が見えてきます。
基本的に、経済書・歴史書含め名著や名作などは電子書籍がおすすめです。
Kindle(amazon)なら名著はどれも100〜300,500円前後ですし、(英語の原作など)
日本の本は何故か高いのですが、それでも巷ではあまり知られていないような
古い本や名著もタダ同然で買えます。もちろん学問のすすめなど名著も安く手に入る場合も。
全般的に、役に立つ学術書(名著)というと英語のは安くて日本のは極端に高い
(それでも1200〜2400円程度なのですが)
英語の原書のものは端くれ的なものでも内容が全然充実しています。
日本のは結構スカも多いのでどうせKindleやるなら英語の本を読むのをおすすめします。
海外の小説や物語なんかは結構タダか100円程度で手に入る場合も多いです。
支払いはクレカが必要ですが、そこをクリアすれば無限の世界が
待っていることでしょう。もう、送料を気にして海外の名著が読めないということも
ないのです。